新人戦で初の準優勝

2023-11-03 掲載

(大空町/スポーツ)

大空リトルシニア球団…来年3月の大舞台へ

 中学生硬式野球チーム「大空リトルシニア球団」が、9月から10月にかけて札幌市で開かれた日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟主催第50回秋季全道大会新人戦で準優勝した。2015(平成27)年の創立以来最高の成績を収め、来年3月に大阪府で開かれる全国大会に出場する。大舞台を前に選手たちは「チーム力をさらに底上げして1勝したい」と張り切っている。

いざっ全国へ

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 新チームは1年生14人、2年生15人の計29人。大空町をはじめ網走、美幌、小清水など近隣市町、根室管内中標津町からも選手が集まり、投手力と堅守を軸に「守り勝つ野球」に磨きをかけている。

 全道大会には35チームが出場。大空は5チームずつの予選リーグを3勝1敗で突破した。16チームの決勝トーナメントでは、札幌栄を3―2、北広島を2―1と、ともに1点差で下した。準決勝でも空知滝川に4―1の最少失点で勝ち、全国大会の切符を手に入れた。

 決勝の相手の札幌新琴似は、前回大会まで通算18回の優勝を誇る絶対的な強豪。エース窪田侑くん(小清水中2年)が球数制限で40球しか投げられないこともあり、3―8で力尽きた。

 窪田くんは「先輩に教わったスライダーで打たせて取ることができました。優勝はできなかったが、新たな一歩を踏み出せました。全国までに体を一回り大きくして球速とキレを上げたい」とレベルアップを誓う。

 昨年のベスト8を超える過去最高の成績。決勝で意地の2点3塁打を放った主将の村岡環亮くん(網走第三中2年)は「小技を生かしてチャンスをものにする野球ができました。初めての準優勝なので良かった。新琴似に勝つのは創立以来の目標なので、これからも持ち続けたい」と話す。

 全国まであと5カ月ほど。腕立て伏せや腹筋などをこなし、食事にも気を使い、課題の打撃力を向上させ、1勝を目指す。冨田大介監督(45)は「道央のチームとも互角以上に戦って自信がつきました。少年球児へのアピールにもつながればうれしい。引き続き投手力、得点力の向上を図りたい」と方針を語る。(浩)

キーワード

  • 硬式野球
  • 秋季全道大会新人戦

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー