半年間の罪や穢(けがれ)をはらうとされる茅の輪が1日、美幌神社に設置された。さっそく「茅の輪くぐり」をする参拝者が訪れている。
12月に行われる「年越のはらえ(はらい)」。茅の輪は6月の「夏越(なごし)のはらえ」と合わせて毎年2回設置されている。町民有志の協力団体「結の会」(安藤礼子会長)が町内の米農家から提供を受けた稲わらなどを使い、11月中旬に太さ約10㌢、直径約2㍍の輪を仕上げた。
1日は結の会のメンバーらが氷点下の厳しい寒さの中、社殿の鳥居に茅の輪を結び付けた。
左回り、右回り、左回りの順にくぐり、参拝すれば、夏越のはらえ以降のけがれをはらうことができるという。神社の井上真輔禰宜(34)は「茅の輪くぐりで心身ともにすがすがしく新年を迎えていただきたい」と話した。(浩)