カラオケの全国大会「第2回ふるさとカラオケ大決戦in札幌」で、北見の戸澤知花さん(34)が69歳以下の部で優勝した。全国から集まってきた〝猛者〟の中での優勝に、戸澤さんは「今の自分の力が出せたと思います」と笑顔をみせる。
戸澤さんは昨年東京で開かれた同大会に、北海道代表の北見チームのメンバーとして出場。北見チームは準優勝、戸澤さんも入賞したが、個人優勝は果たせなかった。
「リベンジとして昨年と同じ、戸田恵子さんの『つよがり』を選びました」と戸澤さん。今年は団体戦はなく、個人戦のみだったが「歌の上手な人に一緒に出場してもらいたい」と、戸澤さんの歌の先輩である帯広の高瀬ろまんさん(41)に声をかけ、高瀬さんも〝北見枠〟から出場した。高瀬さんは緊張する戸澤さんに歌う直前までアドバイスを送っていたそうで「おかげで心を落ち着けて挑めました」と振り返る。
同部門で戸澤さんが優勝、高瀬さんが準優勝と、2人そろっての活躍となった。高瀬さんは「自分はあまり調子が良くなかったので、(戸澤さんが)勝ってくれてうれしかったです」と話す。
次の目標は、大会に出る人のサポートだという2人。2人とも来年3月に開催される「HKC(北海道カラオケチャンピオンシップ)in十勝」の主催メンバーで「若い人も楽しめる大会になるように頑張りたい」と声をそろえている。(菊)