煙にあたって無病息災を祈る、正月恒例の「どんど焼き」が各地で行われた。このうち北見神社は4年ぶりに本来の15日に実施。家族連れが特設会場を訪れ、今年の健康を願って穏やかに手を合わせた。
15日の小(こ)正月に、しめ飾りや神社のお札・お守りなどの縁起ものを片付け、正月行事を締めくくったとされる伝統の風習。役目を終えた道具を感謝の気持ちを込めて焼くことで、あらためて一年の無病息災を願う。
同神社は新型コロナの感染対策として混雑緩和のため1月下旬に実施していた同行事を2020年以来4年ぶりにこの日に戻した。
しめ縄、松飾りなどがうず高く積まれた会場に火が入れられると、赤々と炎が燃え上がり、訪れた市民は煙を浴びたり、炎に手をかざしたりして、平穏な一年を静かに願った。(寒)