ストップ鳥獣被害~網走市の現状~㊤

2024-02-01 掲載

(網走市/社会)

シカ被害3840万円超え

 網走市は先日、鳥獣被害防止計画(計画期間2022~24年度)の一部を変更した。近年、市内においてはエゾシカによる農作物などへの被害額が増加し、22年度のヒグマ出没情報は20件を超えた。同防止計画の変更を機に、地元ハンター数の推移などを調べてみた。(大)

ヒグマ出没は増加傾向
地元猟友会の存在欠かせず

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■基本方針

 同計画では、対象鳥獣をエゾシカやヒグマ、キツネ、タヌキ、カラス、カワラバト、キジバト、アライグマとし、農林水産業などへの被害を防ぐための基本方針を示している。また、捕獲計画数や今後の取り組み方針なども盛り込んでいる。

 対象鳥獣の中で、農作物などの被害面積や金額が明確に記されているのはエゾシカのみ。ヒグマについては、「人身事故のおそれ、農作業の遅れ等被害額として算定できない被害」(同計画より)とし、被害面積・金額は不明となっている。

 現行の同計画は今年度が計画期間の中間年度となるため、内容を見直すことになっていた。計画内容は、市のHPで公開されている。

■迫る4千万円

 同計画を読むと、エゾシカによる被害は深刻であることがわかる。計画に記された被害面積・金額などは次の通りだ。

・「(被害)品目 馬鈴薯、甜菜、麦、豆類、デントコーン、トウモロコシ、花木」

・「総被害面積93㌶、総被害額3740万円」(20年度データ)

 市農林課によると、エゾシカによる近年の被害額は「増加傾向にあります」(※別表参照)

 同計画では、被害の軽減目標として、25年度は「被害金額3360万円、被害面積83・7㌶」とした。20年度と比べ、374万円、9・3㌶減らすことを目標にしたわけだ。

 25年度のエゾシカの捕獲計画は530頭とされた。24年度目標は500頭、23年度460頭となっている。

 ─・─・─・─・─

 エゾシカによる農作物などへの被害を防ぐには、地元猟友会の存在が不可欠だ。ただ、全国的に猟友会メンバーは減少し、社会問題化しつつある。地元猟友会メンバーは過去10年で大きな減少はないが、見通しは決して甘くない。

 次回は、市内においてのヒグマの捕獲数や地元猟友会メンバーの推移などを紹介する。

キーワード

  • 鳥獣被害

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