北見市栄町のSL広場と南仲町の三治(みはる)公園に展示されている蒸気機関車の保護シートが16日に取り外され、「デゴイチ」の愛称で親しまれたD51形式蒸気機関車などが春のお目覚め。黒々とした勇壮な姿を現した。
SL広場にはD51形式とC58形式の蒸気機関車、入換動車、三治公園にはD50形式蒸気機関車が展示され、いずれも市教委文化財課が管理している。
3両のSLは大正から昭和初期にかけて製造され、昭和50年ころまで北見地方をはじめ道内各地の路線で乗客や貨物を運んだ。
この日は委託を受けた北見市シルバー人材センターの会員10人ほどが作業。手分けして慎重にシートを外した。市教委は子ども達の夏休み期間中、運転台の公開を予定している。(柏)