アルゴグラフィックス北見カーリングホールを会場に4月28日まで、第20回日本車いすカーリング選手権大会が開かれ、全国から6チームが出場。地元北見のKIT・CURLING・CLUB(キット・カーリング・クラブ)が2年ぶり5回目の優勝を飾った。
坂田谷隆さん、柏原一大さん、岩田勉さん、松田華奈さん、鏡裕輝さんのメンバーで臨んだ同クラブは、総当たりの予選リーグを5戦全勝で突破。決勝で、準決勝を勝ち上がった前年優勝のチーム長野と対戦した。
同クラブのスキップ・坂田谷さんによると決勝戦の序盤は「北見で初めての大会ということもあって、皆緊張していた」と前半は2―4の劣勢の展開。ハーフタイムで「気合を入れ直した」(坂田谷さん)という。
すると第5エンドでサード・柏原さんが「同じミスは繰り返さない」と見事なカムアラウンドショットをみせ、3点のビッグエンドを演出。その後も選手間でコミュニケーションを取り合い、主導権を相手に譲らずギブアップに追い込んだ。
同じ顔ぶれで構成するチーム・北見フリーグスで2016年、17年、19年、22年に優勝しており、チーム名を同クラブに変更してからは初優勝。坂田谷さんは「嬉しいというよりホッとしている。スキルアップして世界大会に臨みたい」と感想を話した。(寒)
◇決勝
KIT・CURLING・CLUB
0020314×=10
1201000×=4
チーム長野