北見の小林大雪さん(93)の油彩画個展が、北見市内の北網圏北見文化センターラウンジギャラリーで開かれている。31日まで。
オホーツク美術協会会員で、絵画サークル「ぐるーぷ彩風」で活動している。絵画歴は約70年。小学校教諭時代に赴任地の津別で黄金色に輝くカラマツ林を見て「この景色を残したい」と描き始めた。
会場には、展示直前まで筆を入れていた「風のひまわり」など風景や静物、人物を描いた油彩画8点を展示。野付牛公園を描いた「ポプラ」は、光と影が際立ち、主役のポプラの木の生命力や現場の空気感を感じることができる。
小林さんは「作品を見て頂ける機会を持つことができて幸福です。今後は省略を効かせた力強い作品に挑戦したい」と話している。(理)