びほろっ子の夢、かなえます―。美幌町教育委員会は2024年度から、小中高生を対象に助成事業「夢へのチャレンジプロジェクト」を始める。将来の目標を実現するために必要なチャレンジに対し、最大30万円を助成する新たな試み。町教委は「意欲的なチャレンジを待っています」と呼びかけている。

　2023年の町制施行100周年を記念して町内の企業から1千万円の寄付金を受けたのを機に、100周年記念事業の基本方針「未来を担う次世代につながる取り組み」として企画した。現時点で24～26年度の3年間の実施を予定している。

　対象は町内に在住または通学する11歳(小学5年生)から18歳(高校生)まで。〝チャレンジ〟は、例えば「ホテルマンになるために、働いている人の話を聞きたい」、「アートスタジオを開くために、魅(見)せ方を知っている人に話を聞きたい」など。営利目的や備品購入、資格取得、学習や進学を目的にした活動は対象にならない。

　24年度は最大3人のチャレンジを採択する予定で、1次選考、2次選考を経て決定する。

　応募は町のホームページでダウンロードするか、町民会館内の美幌町教委社会教育課で配布している応募シートに将来の夢や動機、今チャレンジしたいことなどを記入して提出する。受け付けは31日まで。町教委は「夢を実現するために自ら考え、工夫して行動する子どもたちを応援したい。意欲的なチャレンジを待っています」とPRしている。詳しくは同課(0152-73-4187)へ。(浩)