北見市内の造園業10社でつくる、北見造園緑化事業協同組合(高木和明代表理事)は18日、市若松の「フラワーパラダイス」にソメイヨシノの苗木10本を植樹した。
今年で10年目を迎える「桜満開Project」の一環。道内で多く見られるエゾヤマザクラの満開時期は比較的短く、エゾヤマザクラよりやや遅れて咲く「ソメイヨシノ」と「シダレザクラ」を植えることで、今より長く桜が楽しめるのではと、プロジェクトを開始した。
2品種は北風の影響を受けると花芽がつかなくなるため、植樹は風の影響が少ない野付牛公園とフラワーパラダイスの2カ所で行っており、これまでに計170本を植えた。
この日の植樹作業には10人が参加し、穴を掘って高さ1㍍ほどの苗木を植え、支柱に紐で固定した。順調に生育すると5~7年ほどである程度まとまった花が開花するという。
プロジェクトをスタートさせた前代表理事の木村清さんは「十数年後にでも今日植えたソメイヨシノの桜並木を見ることができれば」と話していた。(理)