美幌町の地区たすけあいチーム活動推進協議会(藤井幸夫会長)の総会と研修会が21日、町民会館で開かれた。
美幌町のたすけあいチームは自治会単位で組織され、高齢者の見守りや除雪などを担う。現在32チームが活動している。総会では、12月に自治会連合会福祉部会との合同研修会を開くことなどが承認された。
研修会では寿たすけあいチーム(三橋町)会長の渡部章さんが活動報告した。渡部さんは、町のハザードマップで浸水など万が一の災害時の被害を想定しつつ、災害時に支援が必要な自治会内の住民を巡回するなど日々の活動を紹介。元自衛官で、2011(平成23)年の東日本大震災で被災地で活動した経験も交えながら「災害の可能性が千年に一度といっても、今年起きることもありえる。災害時に弱者といわれる人を助け、死なせないのがチームの本望です」と述べた(写真)。
このほか、美幌町社会福祉協議会福祉活動専門員の西脇一宏(いっこう)さんが、能登半島地震で被災した石川県志賀町災害ボランティアセンターでの活動を報告した。(浩)