北見光西中1年の道下元就くんは、さきごろ札幌で開かれた第14回北海道UJボクシング大会のU15男子36㌔級で優勝した。
小学3年生からボクシングを始め、北見ボクシングクラブに所属。パンチ力に自信があり「井上尚弥選手のようなカウンターが決められるようになりたい」と話す。指導者によると「フィジカルが強く、メンタル面も成長している」という。
今年4月に初めての公式戦に臨み、札幌の選手に惜しくも判定で敗れるというほろ苦いデビュー。道下くんは「悔しかった」と敗戦をバネに、さらに練習に打ち込んだ。
今回も同じ選手との顔合わせ。2ラウンド1分40秒、「手応え十分だった」という渾身の右ストレートでみごとKO勝ちを飾った。前回のリベンジを果たし、7月に茨城県で開かれる東日本大会への出場権を獲得。「うれしい。次は東日本大会で優勝し、全国大会に出場したい」とさらに上を狙う。(柏)