伝統楽器、尺八の魅力伝える

2024-06-07 掲載

(美幌町/教育)

演奏家の藤原道山さん美幌中を訪れ

「めちゃ難しい」

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 尺八演奏家の藤原道山さんが5月31日、美幌中学校を訪れ、3年生に尺八の魅力を伝えた。

 藤原さんは30日に町内で開かれたコンサートのために来町した。

 中学校では、尺八が竹でできていること、音階の穴が5つあることなど基本的な知識や、尺八を演奏する上で「息」「指」「首」の3つが重要だと説明。「息づかいで澄んだ音から力強い音、指のふさぎ方で幅広い音階が出せ、首を振ればビブラートがかかります。3つの技を組み合わせて音をつくっています」と解説した。

 3年生はこの後、実際に尺八を演奏。最初はまったく音が出せなかったが、藤原さんから「息をまっすぐ前に吹くように」とアドバイスを受け、鳴らせる生徒もいた。生徒たちは「簡単そうに見えたがとても難しかった」「音色を変えられるのがおもしろい」などと感想を述べていた。

 10歳の時に尺八を始めたという藤原さんは「尺八を通じていろいろなフィールドで活躍する方に会え、新しい音楽もつくることができました。尺八のお陰かなと思っています」と話した。(浩)

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