網走市教委は、市内中学校の男性教諭が吹奏楽部の楽器を無断で売却したほか、部費なども着服し、学校予算も不正使用していたと発表した。
同市教委によると、男性教諭は吹奏楽部の顧問で、昨年2月に吹奏楽部の楽器6点を無断で道内楽器店に持ち込み、計8万円で売却した。この8万円は、楽器店の売掛金となっていた吹奏楽部の消耗品、楽器修繕費に充てたという。
また、部費と保護者家庭から集金した計6万6121円を着服した。
2021(令和3)年度には、楽器修繕のための学校予算30万円を目的外で不正使用し、吹奏楽部用のトランペット1台(36万2千円)の購入費に充てた。
今年3月、吹奏楽部の副顧問である同校教諭が、部室内で保管する楽器の数が少なくなっていることに気づき、問題が発覚した。
学校は、備品の楽器が盗まれたほか、部費も着服されたことから、網走署に被害届を出す考え。 (大)