北見市営の本沢牧場で5月30、31日に一斉入牧が行われた。市内の酪農家10戸から運び込まれた約200頭の牛たちは約5カ月間、牧場で青草を食みながらのんびり過ごす。
入牧は、牧草地の管理や搾乳などで多忙な時期を迎える生産者の負担軽減のため毎年行われている。約270㌶の起伏に富んだ草地に放牧し、足腰を鍛えるなど育成牛管理の一部を担う。
受け入れの大半は出産経験のない若い乳牛で、10月末までの預託期間中、希望に応じて種付けも行われ、牧場での暮らしは分娩に向けての体力も養われる。
トラックで運び込まれた牛たちは市職員らによって1頭ずつ体重測定や消毒などが行われ、広大な牧草地に放たれた。
留辺蘂自治区の市営大和牧場と花園牧場でも5月中に入牧を終えている。(理)