子どもや孫のために浴衣を作る「子ども浴衣和裁教室」が、北見市内の緑地区住民センターで開かれている。
技能の伝承を目的に結成された「匠」きたみの会が主催し、北見市の委託事業として毎年実施。全国技能士会連合会マイスターの和裁士、遠藤光江さんが講師を務める。
今年は5月13日から7月22日まで全10回の日程。参加女性8人は用意された布地の中から好みの柄を選び、浴衣づくりに挑んでいる。仕上げの段階を迎えたこの日は、遠藤さんの指導を受けながら襟付けや袖付けなどに取り組んだ。
参加者の一人は「昨年は長男のため、今年は下の女の子のために浴衣を作っています。1年経つと縫い方を忘れてしまいますが、今年は可愛らしい花柄なので作業が楽しいです」と話していた。(柏)