
子どもや孫のための浴衣をつくる「子ども浴衣和裁教室」が、北見市内の緑町住民センターで開かれている。参加者は7月、8月に行われる夏まつりに間に合わせようと、真剣な表情で針を動かしている。
「匠」きたみの会が主催し、北見市の委託事業として毎年実施。全国技能士会連合会マイスターの和裁士・遠藤光江さんを講師に今年は5月12日から7月14日まで全10回にわたり、女性10人が学んでいる。
残り2回の日程となったこの日、参加者は遠藤さんらに指導を受けながら、主に衿付け、袖付けに取り組み、完成をめざした。
初めて参加した女性は「浴衣が着たいという孫にせがまれて参加しました。どうにか花火大会に間に合いそうです」と笑顔。毎年参加し今回で子ども3人全員の浴衣が完成するという参加者は「今回は一番下の子どもの浴衣を作っています。3人そろって着てくれたらうれしいですね」と話していた。 (菊)