「短時間エンジョイ型」 北見市が導入へ

2024-07-24 掲載

(北見市/教育)

中学校の部活動

 中学校の部活動を地域のクラブや少年団に移行する「部活動の地域移行」を進める北見市は、現在の中学校部活動に代わる新たな「短時間エンジョイ型活動」を2年後に導入する方針で、さきごろ開かれた市議会総務教育常任委員会に報告した。

地域移行に向け新モデル

 国は2023〜25年度の3年間を部活動地域移行の「改革推進期間」と位置付けており、市はその方針に基づき段階的に地域移行を進めている。

 今年度は、部活動の受皿となる地域クラブ活動認定制度を開始し、現在はバレーボールやサッカー、バドミントン、柔道など8種目10団体を認定。各種大会やコンクール出場を目指す生徒を受け入れる。

 新たに設ける短時間エンジョイ型活動は、大会やコンクールへの参加を希望しない生徒が対象で、活動は平日の放課後1時間程度を想定し、教職員の勤務時間内に実施。活動内容や活動回数などは各学校が生徒の希望や規模など実情に合わせて決める。開始時期は26年度の3年生が部活動を引退した後となる見通し。

 生徒は①地域クラブ活動に参加して大会コンクール出場を目指す②短時間エンジョイ型活動に参加する③どちらにも参加しない─のいずれかを選択することになる。(柏)

キーワード

  • 短時間エンジョイ型

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー