ダウン症児の保護者でつくる北海道小鳩会の三好明子会長(札幌市)が21日、北見市総合福祉会館を訪れ、同会北見分会の会員らに向けて講演した。
小鳩会は道内に約600人の会員を擁し、ダウン症をはじめ様々な障がいを持つ人への理解や支援につながる活動を実践している。
三好会長とダウン症を持つ次男が来北。次男は、札幌のNPO法人で働きながら、スキーや演劇などで活動。「スキーや演劇と出合えて幸せ。ハンデがあっても参加できる機会を増やしてほしい」と語った。
三好会長は、同会の歩みや現在の活動状況などを紹介。「ダウン症などハンデを持つ子ども達は、自分だけでは実行できないことが多く、経験の積み上げが難しい。周囲のサポートをを受けながら、より多くの選択肢を与え、経験を積ませてあげることが大切」と語った。(柏)