
食育と心の健康づくりを考える講演会が21日、北ガス市民ホール(北見市民会館)で開かれた。フリーアナウンサーの佐藤麻美さんが講師を務め「自分らしく笑顔で生きるために~ちゃんと食べてちゃんと寝る」をテーマに語った。
北見市が主催。最初に市健康推進課が食生活に関する市民アンケート結果を報告した。それによると、朝食の摂取が週3回以下の割合は、全国が13・9%なのに対し、北見市民は20・2%。食育に対する関心も全国の79・6%に比べ北見市民は62・9%にとどまった。
野菜ソムリエプロ、アクティブスリープ指導士などの資格を持つ佐藤さんは、「老いにくい食生活の7カ条」と「睡眠の質を上げる4つの方法」を伝授。食生活の面では、血糖値の上下を緩やかにするために食物繊維(野菜など)、タンパク質(肉、魚など)、炭水化物(白米、パンなど)の順に食べること。果物を朝や空腹時に食べること、旬の野菜や発酵食品による腸内環境の改善などをアドバイス。
また、睡眠の質を高めるために「ベッドではスマホをいじるなど睡眠以外のことをしない」「起床時間をそろえる」などの行動を呼び掛けた。
約140人が参加し、講演後も質問を投げかけるなど熱心に聞き入っていた。 (柏)