参拝者に目と耳で涼を感じてもらおうと、北見神社の境内に今年も風鈴が設置された。色とりどりの風鈴約260個が飾られ、風が通り抜けるたびに涼やかな音色が響いている。設置は25日まで。
2017年に開始し、自宅で不要になった風鈴の寄贈を呼びかけることで年々その数を増やし、夏の風物詩として定着している。
ガラスや鋳物、焼き物とさまざまな風鈴が並び、カランカラン、リーンリーンなどと素材ごとの趣ある音が涼感を誘っている。母親と参拝に訪れていた北見南小2年女子児童は「鉄琴みたいなきれいな音がする」と話していた。
村井一介宮司は「夕涼み場所にもおすすめです。癒しをお届けできれば」と話している。また、社務所では風鈴に吊り下げる短冊に願い事を記し、絵馬のように飾り付ける「祈願風鈴」も頒布している。(理)