津別小学校の校歌は、ちょうど100年前の1924(大正12)年に制定。道内の学校の校歌を数多く作曲した北海道教育大学教授の千葉日出城さんが作詞、作曲を手がけた。
開催中の催しに合わせ呼びかけ
70代後半以上の町民は知っている?
昨年7月のオープン後、70代の町民から、図書館に「校歌に3番があった」という情報が寄せられた。図書館が、小学校を卒業した他の町民にもたずねたところ、主に70代後半以上から同様の証言が得られたという。
証言を受けて図書館は、町史や小学校に関係する文献などを調査。古い写真に校歌が写り込んでいないかなども丹念に調べたが、証拠になるような手がかりはこれまでに見つかっていないという。
開催中の催しでは、町内にあった小学校の写真などを展示。運動会や修学旅行、給食など学校でのさまざまな思い出をつづるコーナーもあり、津別小の校歌に関する情報も募っている。
図書館は「3番があるかは現段階であくまで不明」としているが、3番の歌詞には「君おもう」という一節が含まれていたという証言もあり「戦後、何らかの事情で削除された可能性もある」としている。
校歌に関する情報は図書館(0152-77-3711)まで。(浩)