もっと北見知って

2025-03-13 掲載

(北見市/文化)

地元舞台の小説や俳句

小川清人さんが紹介
ドラマの撮影裏話なども
市民講座ミニミント宅配便で

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 市民講座ミニミント宅配便「『北見』を書いた作家たち」がこのほど、北見芸術文化ホール内の生涯学習コーナーで開かれた。ミント宅配便市民講師の小川清人さんが、北見を舞台にした小説、俳句、短歌やゆかりのある作家などを紹介した。

 小川さんはNPO法人オホーツク文化協会の理事長を務めており、地域の歴史などをテーマにしたブックレットの発行にも携わっている。ブックレット「北見の彫刻・彫像MAP(マップ)」をまとめたことから「ずっと北見に住んでいても意外と知らないことが多い。北見のことを書いてくれている本もたくさんあるのでは」と調べ始めたという。

 高浜虚子や高野素十、唐笠何蝶、名塩呑空ら北見にゆかりのある俳人に続いて、1903年に建立された三輪神社に奉納されている俳句を紹介し「北見の文化の原点」と語った。

 秩父事件の首謀者として知られ、名前を偽って北見に潜伏していた井上伝蔵(伊藤房次郎)、北見生まれで大工俳人として全国に知られた北光星らをあげ、それぞれ句碑やゆかりの場所などを説明。

 さらに、北見中央小の校歌の作詞を「どこかで春が」の作詞で知られる百田宗治が手がけていることや、当時市の職員として小川さんが関わった1992年制作の北見を舞台にしたドラマ「ハッカの風吹く町で」の撮影裏話なども明かした。

 このほか、新田次郎、五木寛之、河崎秋子ら全部で28人(三輪神社含め)を紹介。北見観光協会の観光ボランティアとしても活動している小川さんは「このまちのことを知ってもらいたい。北見を楽しんでもらいたいとの思いを強くした」と話し、「まだまだ北見が登場する作品があると思うので、これからも調べていきたい。句碑などにぜひ行ってもらいたい」と呼びかけた。 (菊)

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