漢検挑戦 いいかんじ

2024-09-03 掲載

(北見市/教育)

「特別賞・家族の部」受賞

 北見市の中村みゆきさん(47)、和暉くん(光西中1年)、双子のみずきちゃん・ゆずきちゃん(西小2年)家族が、公益財団法人日本漢字能力検定協会の「特別賞・家族の部」を受賞した。同賞は、最高齢および最年少の合格者や優秀な成績を収めた家族などに贈られる。中村さん家族は、思いがけない形で努力が讃えられ「頑張ったらいいことがあるね」と喜び合っている。

北見の中村さん一家
記念に4人で それぞれ合格

 同協会は、広く漢字学習に取り組んでいる人々の励みとして、特に成績優秀な個人・団体を毎年表彰している。2023年度表彰が7月に発表され、特別賞同部には6組が選出。道内の受賞者は中村さん家族だけだった。

 和暉くんは、小学1年から漢字学習の総まとめとして、毎年冬に漢検に挑戦しており、10級から1級ずつ難易度を上げてきた。受検時は、和暉くんが小学6年生、みずきちゃんとゆずきちゃんが1年生。受検会場が西小学校だったため、家族が同じ会場で受検できる最後のチャンスかもしれないと、みゆきさんも受検を決意した。みゆきさんが2級、和暉くんが5級、みずきちゃん・ゆずきちゃんが10級に挑戦した。

 冬休みには毎日のように4人で漢検の問題集を広げたそうで「同じ目標に向かってみんなで勉強する時間もいい思い出になりました」とみゆきさん。初挑戦のみずきちゃん・ゆずきちゃんは「勉強は全然大変じゃなかった。みんなで勉強するのが楽しかった」と声をそろえる。

 4人全員の合格が分かり、子ども達は大喜び。みゆきさんは「私だけ落ちたらどうしようと思っていたので、正直ほっとしました」と本音をもらす。

 中村さん家族は8月に京都で開かれた表彰式にも参加した。壇上で特別賞同部の代表として、和暉くんが表彰状を受け取った。「緊張しましたがとてもうれしかった。これからも毎年、漢検を受けていきます」と今後の学習の励みになった様子。みずきちゃん・ゆずきちゃんも和暉くんにならって受検を続けるという。4人は「特別賞に選ばれるくらい、また家族で頑張れたらいいね」と話している。(理)

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