北見市の男性(34)が市花月町の住宅街で、珍しいとされる「十字ギツネ」を撮影した(写真)。
十字ギツネは、キタキツネの毛色の異変により、首から背中にかけて黒い十字模様が表れることが多く、この名で呼ばれる。
男性は市美山に住む義母から「近所にいる」という情報を聞き、3年ほど前から「いつか写真に納めたい」と思っていた。8月24日早朝、カメラを持って散歩に出た際に河西ぼたん園の近くで十字ギツネに遭遇。慌てて自宅に望遠レンズを取りに行ったが、その間に見失った。諦めきれず辺りをウロウロしていると、住宅からひょこっと姿を現し、撮影に成功した。十字ギツネはネズミを口にくわえ、2㍍ほど離れた場所から男性の様子を伺うように、立ち止まっていたという。
男性は「最初は野良犬かと思いましたが、十字ギツネだと分かった瞬間、興奮しました。撮れてうれしい」と話している。(理)