置戸町常元のおけと湖畔をフィールドに楽しむ「フライフィッシング教室」が15日に開かれた。初心者から経験者まで10人が参加し、フライ(毛ばり)の作り方を学んだ後、実際に釣りを体験した。
置戸町観光協会、おけとスポーツフィッシングの会の主催。指導は同会のほか、全国の愛好者でつくる「ジャパン・フライフィッシャーズ」(JFF)の会員が駆け付け、サポートした。
世界に一つの毛ばり完成
前半は「おけと勝山温泉ゆぅゆ」でフライ作りが行われた。参加者は釣り針に動物の毛などを巻き付けて水生昆虫や小魚などを模した疑似餌を完成させた。
後半はおけと湖畔へ移動し、ニジマス、アメマスなどを狙う実釣体験。参加者はロッド(さお)を前後に繰り返し振って、狙った場所にフライを投げるキャスティングを教わり、自作のフライを付けて当たりを待った。
残念ながらこの日、釣果を手にすることができなかったが、兄弟で参加した兄の置戸中1年男子生徒は「ロッドを振るのが楽しかった。また挑戦したい」、弟の置戸小5年男子児童は「次は魚を釣ってみたい」と話し、釣りを通して地元の自然を満喫した様子だった。(理)