「健康ポイント」貯めて景品ゲット

2024-09-30 掲載

(北見市/社会)

北見市、2年目の試みスタート

 北見市は、検診や関連イベントなどに参加した市民を対象にしたポイント制度を取り入れた健康増進策を進めている。10ポイント貯めれば抽選で景品をもらえる仕組みで、〝ワクワク感〟を利用したユニークな取り組み。昨秋にスタートし、前年度の抽選会応募数は500人を超えた。市は「自分で健康づくりに取り組むきっかけになれば」と期待している。(大)

抽選で当たるかも…参加者に〝ワクワク感〟
初年度は561人が応募

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 市の「健康づくりポイント事業」は、18歳以上の市民が対象。ポイント獲得の対象区分として「がん検診」(4ポイント)、「健康診断」(4ポイント)、「北見市の健康講座・相談の利用」(2ポイント)、「北見市の健康関連イベントへの参加」(2ポイント)などを設けている。

 ポイント獲得の対象区分にある「ヘルスアップ」は、自分の意思で取り組めるメニューが用意されている。例えば、「15分以上ウオーキングまたはランニングをする」や「朝食をとる」「毎日野菜を食べる」などといった、それぞれのメニューを10日間実施すれば1ポイント獲得できる。

 10ポイントを貯めると抽選会に応募でき、当選すれば景品をもらえる。

 ポイントを貯める楽しさ、加えて「景品が当たるかも」といった〝ワクワク感〟を取り入れた、新たなスタイルの健康増進策として注目されている。

 同事業は昨年9月にスタート。今年3月末までに、10ポイントを貯めて抽選会に応募した市民は561人(女性386人、男性175人)。世代別で見ると、70代が23・4%、60代23・2%、50代19・6%、40代18%などとなっている。

 今年度の抽選会応募期間は10月1日~来年2月末。市健康推進課は「市民の健康づくりの関心がさらに高まれば」と、〝ポイント制度〟の効果に期待している。

 同事業についての詳細は同課(0157-23-8101)へ。

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