北見市内の相内神社の秋季例大祭が21~23日に行われた。22日には神輿(みこし)が地域を巡行したほか、新型コロナの影響で中止していた子ども相撲大会が5年ぶりに開かれ、子ども達の熱戦に見物客も熱気を帯びた。
豊作を祝う秋恒例の祭り。神輿渡御には子どもを含め80人余りが参加した。渡御列には裃(かみしも)を着た女性達の姿もあり、氏子地区を練り歩くと沿道から温かな拍手が贈られた。
境内では木くずを敷き詰めた特製の土俵が用意され、奉納子ども相撲を実施。地元の小学生を中心に熱の入った取り組みが行われた。土俵の周りには多くの人が集まり「よし、いけ」「頑張れ」などと声援を送っていた。
25年ぶりに北見を訪れたというカナダ在住のマーク・ベンソンさんは、旧友とともに家族で祭りを見物した。伝統的な雰囲気の中にも「人とのつながりが見える、ローカルな温かさに心がホッとしました」と話していた。
このほか、秋祭り限定御朱印の頒布や露店も並び、地域の人たちらでにぎわった。(理)