北見菊人形着付会

2024-10-11 掲載

(北見市/社会・告知)

35年の歴史に幕

 北見菊まつりで菊人形づくりを担ってきた「北見菊人形着付会」が、35年の歴史に幕を下す。あす12日(土)から14日(月)まで、北見市花月町の河西ぼたん園で開かれる「解散展」が北見で最後の菊人形展となる。小川常子代表は「こんなこと(菊人形)があったと、目に焼き付けてもらえたらうれしいです」と話している。時間はいずれも午前10時~午後4時。入場無料。

12~14日・河西ぼたん園で解散展

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 かつて道内最大級と言われ、昨年71回目で終了した北見菊まつりのメーン事業のひとつであった菊人形。開催当初は山形県から招いた菊人形の着付師「菊師」が菊人形をつくっていたが、1990(平成2)年に菊師から指導を受けた市民が技術を引き継ぎ、同会を結成。多い時で会員は約20人、30体以上の人形を制作したこともあったという。生花を使うため着付けは開催直前しかできず、会員達は夜遅くや夜通し作業を行い、縁の下の力持ちとして長い間まつりを支え続けてきた。

菊まつり終了で展示機会なく…
「目に焼き付けてもらえたら」

 今年から北見菊まつりが北見秋祭に統合され、菊人形の展示がなくなったことなどから、活動継続を断念。解散展を独自に企画した。

 展示する菊人形はNHK大河ドラマから、紫式部と藤原道長の2体。また期間中は会場で紫式部などの衣装を着る「まひろと道長になろう!」やフリーマーケット、北見たまねぎアート体験など、さまざまなイベントを予定している。

 小川代表は「菊を作ってくださった方々のおかげで続けてこられました」と感謝。「当日はたくさんの方に来ていただいて、たくさんおしゃべりしてほしいですね」と多くの来場を呼びかけている。(菊)

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