かつて道内最大級と言われ、昨年71回目で終了した北見菊まつりのメーン事業のひとつであった菊人形。開催当初は山形県から招いた菊人形の着付師「菊師」が菊人形をつくっていたが、1990(平成2)年に菊師から指導を受けた市民が技術を引き継ぎ、同会を結成。多い時で会員は約20人、30体以上の人形を制作したこともあったという。生花を使うため着付けは開催直前しかできず、会員達は夜遅くや夜通し作業を行い、縁の下の力持ちとして長い間まつりを支え続けてきた。
菊まつり終了で展示機会なく…
「目に焼き付けてもらえたら」
今年から北見菊まつりが北見秋祭に統合され、菊人形の展示がなくなったことなどから、活動継続を断念。解散展を独自に企画した。
展示する菊人形はNHK大河ドラマから、紫式部と藤原道長の2体。また期間中は会場で紫式部などの衣装を着る「まひろと道長になろう!」やフリーマーケット、北見たまねぎアート体験など、さまざまなイベントを予定している。
小川代表は「菊を作ってくださった方々のおかげで続けてこられました」と感謝。「当日はたくさんの方に来ていただいて、たくさんおしゃべりしてほしいですね」と多くの来場を呼びかけている。(菊)