きたみ菊まつりで35年間、菊人形を制作してきた「北見菊人形着付の会」の解散展がこのほど、北見市内の河西ぼたん園で3日間にわたって開かれた。会場は解散を惜しむ大勢の人達で賑いをみせた。
同会は、菊まつりで展示する人形制作を目的に、1990(平成2)年に結成。多い時で約20人が所属し、まつりを陰から支え続けてきた。
園内にある建物「サロンdeぼたん園」には、同会の代表らが、菊の生花を使い、まるで着物を着たように〝着付け〟した紫式部と藤原道長がモデルの2体の菊人形を展示(写真)。来場者は菊人形を感慨深げに見つめたり、中には涙を流す人の姿もみられた。
このほか会場では、フルートやオカリナ、ハーモニカなどを自由に演奏するストリートコンサート、フリーマーケット、玉ねぎアート体験などさまざまなイベントも行われた。
代表は「解散展は大成功だったと思います。たくさんの方達に来ていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。(菊)