北見市内の小学校で今週末から学芸会シーズンを迎えるとあり、各学校で児童達が懸命に練習に励んでいる。若松小学校では16日、本番を前に地域住民を招待しての総練習が行われた。
総練習では同校伝統の全校ミュージカル「エルコスの祈り」などを披露した(写真)。問題児とされる子ども達が、心を持つロボット「エルコス」との交流を通じて自分らしさを取り戻していく物語。児童達は約1カ月かけてセリフのほか歌や踊りを練習し、舞台上で情感たっぷりに演じていた。
エルコス役の6年女子児童は「役に合わせて声を高くし、セリフや歌に感情を込めることを意識しました。最後の学芸会を悔いなく頑張りたい」と話していた。
今年は同校のほか、西小、相内小、おんねゆ学園の4校を皮切りに、11月9日までに全23校(義務教育学校を含む)で学芸会および学習発表会が行われる。「コロナ禍を経て、学校行事の開催形式は各校さまざま」と市教委。観覧制限のない全校一斉開催や学年ごとの入れ替え制など、地域や学校の実情に合わせた新しい形での実施が今後の主流となりそう。(理)