美幌町身体障害者福祉協会の柴田利治会長(78)と植松幸廣さん(73)が、26日から佐賀県で開かれる第23回全国障害者スポーツ大会陸上種目の砲丸投とソフトボール投に出場する。2人は16日、役場の平野浩司町長を訪ねて抱負を述べた。
2人は9月、釧路市で開かれた北海道障がい者スポーツ大会に出場。脳出血の後遺症で左上・下肢に障がいを抱える柴田さんは砲丸投で4㍍48、仕事中の事故による頸椎症性脊髄症で車いすを使う植松さんはソフトボール投で9㍍54を記録し、全国大会への出場権を得た。全国大会は1人2種目に出場できるため、柴田さんはソフトボール投、植松さんは砲丸投を選んだ。
競技で使う砲丸より重い砲丸で練習しているという柴田さんは「力を出し切ってきます。美幌のこともPRしてきたい」と抱負。自宅の駐車場で練習を重ねる植松さんは「自己ベストを更新したい」と意欲をのぞかせた。
平野町長は「緊張せずに持てる力を出し、大会を楽しんできてたください」とエールを送った。(浩)