日本は「LGBTQ」にやさしい国?

2024-11-07 掲載

(美幌町/社会)

美幌で男女共同参画講演会

弁護士・須田 布美子さんが基礎知識など紹介
迫害してないけれど…

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 美幌町男女共同参画講演会「LGBTQ支援」が1日、しゃきっとプラザで開かれた。町民ら約40人が、LGBTQの基礎知識などを学んだ。

 札幌弁護士会所属弁護士の須田布美子さんが講演。須田さんは性的指向を表す頭文字として、LGBTのほかにも「I」(インターセックス、性分化疾患)、「A」(アセクシャル、無性愛)などがあると紹介。どの性別を好きになるかという「SO=性的指向」、自分をどんな性だと認識しているかという「GI=性自認」についても説明し「SOGIは誰についても使える言葉」と解説した。

 性的少数者を処罰する国が30カ国以上あることや、性的少数者が殺害される事件が多い国を紹介。その上で、「処罰されず、ヘイトクライムが比較的少ない日本はLGBTQにやさしい国なのでしょうか。迫害はしてこなかったがLGBTQの存在を正面から認めず法制度も整備してこなかったのでは」と問いかけた。

 このほか、LGBTQに関する裁判の事例も紹介した。 (浩)

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