本格的な冬を前に冬道運転に不安を感じている人に向けた「冬道安全運転講習会」(北見市交通安全協会主催)が12日、北見交通安全研修センターで開かれた。若者を中心に20人が受講した。
講師を務めた同協会の職員は「12月から1月は事故が増える時期。早めの減速を心がけてください。急発進・急ブレーキ・急ハンドルは大変危険です」と強調。「冬場のトラブルはお互い様。譲り合い、助け合いの精神を大切に」と語った。
また、「深いわだちは、ゆっくり進むことでタイヤを取られにくくなる」「シャーベット状の道路ではハンドルをしっかり握ってアクセルは一定の力で踏むことが大切」など、市内で発生した事故事例や特に凍結が激しい場所などを例に挙げながら分かりやすくアドバイスした。
参加した女性は「冬道での注意点や困った時の対処法など、学びが多く、とてもためになる講座でした。気をつけて運転しようと思います」と話していた。
また、車に積もった雪を払うスノーブラシや解氷スプレーといった冬季の車両管理、運転に必要な道具を確認するなどして「冬本番」に備えた。(結)