プロ野球・東京ヤクルトスワローズの川端慎吾選手、高梨裕稔投手、山本大貴投手の野球教室が16日、北見市営球場で開かれた。北見市内の少年団に所属する小学6年生37人が約2時間、打撃や投球、守備などの上達のこつを学んだ。
主催は北見ヤクルト販売株式会社(西嶋和雄社長)。球団の野球教室が市内で開かれるのは2005(平成17)年以来19年ぶりという。
球児たちは準備運動の後、ポジション別などに分かれ、3選手から投球や守備、スイングなどを学んだ。
川端選手は打席でのスイング前の動作について手本を示しながら「早く始動する」「頭(目線)をできるだけ動かさない」の2点を強調。「投手の球は動いているから、打者はなるべく止まって球を見ないといけない」などと話した。
高梨投手はマウンドで投球動作を伝授。「(地面を)しっかり踏んで足を上げ、ひと呼吸置いて投げるリズムが大事」と助言した。山本投手は守備練習で「試合でミスをしないためにも、練習ではミスを恐れないで」とチャレンジする大切さを伝えた。
最後は1人ずつ打席に立ち、高梨、山本両投手と〝対戦〟。現役選手の実践を交えた熱のこもった指導に、球児たちは目を輝かせてグラウンドを走り回っていた。ニューグリーンジャッカルズの高栄小男子児童は「高梨さんが教えてくれた、足をまっすぐ踏み出す投げ方ができるよう練習します」と話した。(浩)