公益社団法人北海道森と緑の会主催の2024年度「緑化活動啓発作品コンクール」のポスター原画部門小学校の部で、北見大正小学校6年の滝口瑳良(さら)さんが北海道教育長賞(最優秀賞)に輝いた。「とてもうれしいです。信じられなかったですが賞状をもらって実感がわいてきました」と喜びをかみしめている。
コンクールは森林や緑の大切さを考え、緑化活動への参加を啓発することを目的に開かれている。道内の小中高校生からポスター原画と標語を募集し、ポスター原画小学生の部には道内10校から96点の応募があった。
図工の授業でポスターを制作した。滝口さんの作品「私たちの手で」は、大木に集まるさまざまな野生動物と、それを支える人の手を描いたデザインで「いろんな色を使って、きれいに見えるよう工夫しました」。木に立体感を出すため、明暗を意識して描くのが難しかったという。
伝達式が16日に同校で行われ、同会の綾部勉専務理事から賞状などを受け取った。入賞作品は来年度の「緑の募金」のチラシやカレンダーに採用され、多くの人が目にするとあり、滝口さんは「たくさんの人に森林の大切さを感じてもらえたらうれしいです」と話している。 (理)