置戸高校3年生14人を対象にした北洋銀行北見中央支店による金融教室が同校で行われた。生徒達は同支店の統括副支店長を講師に、ライフプランに合わせた家計管理の大切さなどについて理解を深めた。
授業では1人暮らしの場合、毎月どのようなお金が必要になるか、基本給20万円を例に解説。税金や社会保険料が引かれた手取り額から平均的な食費や家賃、交際費などを差し引いた金額は概算で3万5千円ほどとなり、この金額に春から働き始める生徒は「やりくりが大変」と驚きの声を上げた。
副支店長は「皆さんはこれから収入の範囲内で生活していかなければいけない。少しずつでも貯蓄、投資を始めてみてほしい」とアドバイス。適切な家計管理が貯蓄や投資といった資産形成の土台となると強調し「将来に備えて、どのようにお金を準備するかを考え、収入と支出のバランスを取ることが大事です」と呼びかけ「金融や経済についても情報を集め、関心を持ってほしい」とまとめた。
授業を終えた生徒は、春から1人暮らしをするとあり「お金の管理が大変そうだと思いましたが、いい勉強になりました」と話していた。
同支店は金融リテラシーの向上を目的に訓子府高校でも金融教室を実施した。 (理)