子ども達を喜ばせたいと長年、雪像づくりに励む北見市在住の男性(83)が今年も雪像を完成させた。米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手と真美子夫人、愛犬のデコピンをモデルに、その周りに干支(えと)のヘビをあしらったデザイン。「そっくりにできず、満足な出来とはいきませんが楽しんでもらえると嬉しい」と話している。
1月25日から作業を始めたが、当初は雪が少なく「例年より少し小ぶりな仕上がりになりました」。富士山を背景に両脇にヘビのキャラクター、中央に大谷選手らを模した雪像を配置した。
雪像づくり19年目の男性だが、実在する人物をモデルにしたものは初めて。「似せるのが難しかった」と何度も作り直し、完成までに1週間ほどかかった。さらに今年は最高気温がプラスの日もあり「作業しやすかった反面、崩れやすかった」と苦労を振り返る。
「あと1年は頑張ります」と雪像づくり20年の節目を目標に掲げる男性。「来年は記念になるものを仕上げたいですね」と早くも気持ちは来冬に向いている。 (理)