北見市在住の男性(77)が、自宅敷地内に雪像を完成させた。今年は「一休さん」と両脇に作った干支(えと)のヘビの合わせて3体で「一人でも見てくれたらうれしいです」と笑顔をみせる。
「除排雪する際の雪を有効活用し、明るい話題を提供しよう」と、2012年から雪像づくりに取り組んでいる男性。
今年は雪が少なかったことなどから雪像作りをあきらめていたが、自宅前で見知らぬ女性から「今年は雪像を作らないんですか」と声をかけられ、再び作ることを決意したそう。
今月10日ごろから雪像作りを開始。今回は丸型をベースにしたものを作ろうと、アニメにもなっている「一休さん」の顔をモチーフに、目や口を凹凸で作ることで表現した。両側のへびは、とぐろをまいた状態の形を作るのに苦労しながらも、ファイルを切って舌にするなど工夫して作り上げた。
男性は完成した雪像を前に「あの時声をかけてくれた女性にも見に来てもらえたら」と話していた。 (菊)