北見柏陽高校女子バレーボール部が、函館市などで開かれた第20回北海道高校バレーボール新人大会でベスト8に入る活躍を見せた。
柏陽はトーナメントの2回戦から登場し、初戦は下川商業に2—0のストレートで快勝。
3回戦は北海高校と対戦し、1セット目を先取したものの2セット目はリードを許す苦しい展開。一時は15対21と6点差をつけられたが、柏陽はそこから脅威の粘りを発揮した。持ち味のレシーブ力で拾ってつなぐバレーを展開。徐々に点差を詰め、みごと逆転勝利を収めた。
近田実(まこと)主将(2年)は「ピンチの場面を想定した練習をずっとやってきたので、自信を持ってプレーできた」と振り返る。同大会では7年ぶり3回目のベスト8進出を遂げた。
準々決勝の相手は強豪の一角、札幌大谷。1セット目は接戦に持ち込んだが20—25で落とし、2セット目は12
—25で4強入りは果たせなかった。
近田主将は「(ベスト8は)ずっと目標にしていたので、うれしい。集中して柏陽のレシーブ力を生かすことができた。6月の高体連で2大会連続のベスト8入りを狙いたい」と語る。
顧問の坂本尚悟教諭(47)は「苦戦してもしっかり戦えるよう全部員で取り組んできた成果。遠く函館まで応援に駆けつけてくれた選手の家族にも感謝したい」と話している。 (柏)