留辺蘂高校総合学科の今年度研究発表会が同校で行われた。3年生16人が国際・数学・家庭・福祉の4つのゼミに分かれ、1年間継続的に取り組んだ成果を発表した。
課題研究をサポートした地元関係者ら約30人が見守る中、生徒達はグループごとに動画などを効果的に活用しながら取り組みを発表した。
数学ゼミは、三平方の定理を視覚的に証明する装置を製作したり、数字を扱うゲームを通し、難しく感じてしまう数学を楽しく学ぶ〝数楽〟を提案。国際ゼミは、北見市と韓国・晋州市との姉妹都市提携が今年で40年を迎えることから、北見の食材で韓国の郷土料理を作り、姉妹都市をPRする内容を発表した。
このほか、2年生はインターンシップと見学旅行の報告、「自然環境研究」の授業を選択する3年生からは養蜂についての発表もあった。
オホーツク教育局高等学校教育指導班の佐藤淳主査は講評で「動画やグラフを活用し、人に伝えるというのが上手」と各発表を評価し「学び続けたプロセスを忘れず、さらにもう一度自分達の生活に落とし込んで生かしてほしい」と話した。 (理)