冬の名物行事、北見北斗高校ラグビー部の「雪中ラグビー」が9日、同校グラウンドで久しぶりに行われた。
1、2年生の現役部員対OB戦。戦後まもない1948年2月11日に当時の部員と市内の社会人チームの間で行われたのが始まり。その後、冬の定期戦となり、一時期をのぞき真冬に継続実施してきた。今回はコロナ禍休止以来の久々開催。
前日に10㌢ほど降った雪がそのままグラウンドに残るなか、現役部員達は入念に準備練習で汗。一方、OB達は練習し過ぎて疲れないよう本番へ向け体力温存。12人制、10分ハーフを3本行った(動画)。
「膝を上げて走らないと雪に足をとられて進まない」と息を切らし、転んでも痛くはないが雪の上で気持ち良くしていると「寝転ぶなー」とげきが飛んだ。
連続攻撃から縦の突破力を活かし「走り負けする分を技でカバーした」とOBチームが圧倒。現役チームもときおり見事なタックルを容赦なく決めたが、試合後は再び雪中練習が待っていた。ノーサイド後は互いに豚汁で温まった。 (寒)
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