北見北斗高校3年の中山芽愛(めい)さんが、3月28日に東京都で開かれる全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト(日本吹奏楽指導者協会主催)にトランペットで出場する。高校生活を締めくくる最後の舞台とあり「これまで積み上げてきた練習成果を存分に発揮してきたい」と意気込んでいる。
録画審査を経て、12月に恵庭市で開かれたソロコンテスト北海道大会の高校生の部に出場した。高校生の部には38人が出場し、中山さんは金賞を受賞。上位3人が選出される支部代表として全日本ソロコンテストへの推薦を受けた。
中山さんは北見中央小で2年生からブランスバンドを開始。中学ではチューバ、高校では吹奏楽局に所属し、推進力のある高音に魅了され、トランペットを始めた。
高校生の部にトランペットで
「結果よりも楽しんできたい」
コンクールでは以前から演奏してみたい楽曲だったという「スラブ幻想曲」を選んだ。東欧の雰囲気漂うメロディーで曲の場面ごとに高いテクニックや表現力が求められる楽曲。ソロ演奏は多くの人と音を合わせ、自らの役割を意識しながら演奏する合奏とは違い「自分でどう吹きたいかを見つける過程が大変でした」と苦労を語る。
道大会ではミスもあったそうだが、審査委員から「表現力の高い演奏で音色が多彩」など、苦労した表現で高い評価を得ることができ、自信を深めた。高校生活最後となる全国大会では「結果よりも楽しんできたい」と笑顔で語った。 (理)