いっこうに発生が収まらず、高齢者が狙われるケースも多いことから「他人事と思わず、知っておくことで安全・安心を」(飯田会長)と地域の会員らに声を掛けて企画。50~80歳代の27人が参加した。
江本さんは、投資詐欺やロマンス詐欺の被害が北見市内でも発生しているとして「電話に弁護士や警察官と名乗る人物が出てきたり、最近では『事故を起こした』とBGMにサイレンを鳴らす悪質な手口も」と注意喚起。振り込め詐欺の被害に遭わないためには―という質問に参加者は「振り込む金がないから大丈夫」と回答。江本さんは「大丈夫と思っている人ほど危ない。自分のお金は自分で守りましょう」と指摘した。
グループに分かれ、江本さん手づくりのすごろくに挑戦。
「オレオレ詐欺の犯人がよく使うだましの言葉はどれ?」の質問に、回答「①のどに餅がつまった②のどにポリープができた③のどがカラカラになった」の中から選び、正解(②)すると抵抗力ポイントがアップし。最もポイントが高かったグループには詐欺にだまされない抵抗力を手に入れたとして、これも手づくりの〝特殊詐欺被害防止名人〟任命証が贈られた。「今後は今日覚えたことを家族や知人に伝え、地域で見守る活動をお願いします」と呼び掛けた。
飯田会長は「日頃から頭を使うことで防げることもある。皆さん抵抗力をつけましょう」とまとめた。 (寒)
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