北見地区暴力追放推進協議会は昨年12月19日、北ガス市民ホール(北見市民会館)で暴力追放研修会を開き、関係者32人が参加した。特殊詐欺や不当要求の巧妙化を受け、暴力的な不当要求の排除を目的に開催された。
講師は、北見警察署刑事・生活安全官の瀧谷研さんが務め、暴力団情勢や匿名流動型犯罪グループ(トクリュウ)、闇バイトなどについて講演した。
瀧谷さんは、最近は警察官を装うオレオレ詐欺が増えていると説明。ある日突然、警察から電話があり、「あなたは犯罪に関わっている。銀行にあるお金を調べる必要がある。捜査が終われば返す。この事を他言したらすぐに逮捕する」などと恐怖をあおる。被害額が高額化しており、全財産をだまし取られるケースもあるという。
これらの電話は主に国際電話でかかってくるのが特徴で、電話番号の前に「+」が表示される。瀧谷さんは「普段国際電話を使わないのであれば、『国際電話不取扱受付センター』に連絡して国際電話を止める方法もある」と述べた。さらに、迷惑電話対策機能付き電話機の使用を勧めた。
同警察署の谷島拓人署長はあいさつで、「面識のない人物からSNSを通じた儲け話は信用しない。高額、高収入、即日即金などの甘い言葉は闇バイトの可能性があるということを、一人でも多くの人に理解してほしい」。同協議会の田巻秀隆会長は「市民が安心して暮らせるよう、地域や社会全体が一つになって暴力団排除に向けた取り組みを進めたい」と語った。 (知)
