「桃の節句」の3日、北見藤幼稚園で年長児29人を対象にしたお茶会が行われた。園児が礼儀作法と感謝の心を学びながらほろ苦い一服を楽しんだ。
ひな人形や菜の花が飾られた一室で、茶道裏千家の神谷順子さんが茶道具を紹介しながら簡単な作法を教えた。
慎ましやかな雰囲気の中、園児達は赤い毛せんの上に正座をし「お点前(てまえ)ちょうだいいたします」とお辞儀をしてから茶碗をそっと口に運び、抹茶を味わった。
お茶を飲み終えた島崎真凜ちゃんは「少し緊張した。初めての抹茶だったけどおいしかった」と話した。
ホールでは満3歳児~年中児約50人がひな祭りにちなんだレクリエーションを元気いっぱい楽しむ姿も見られ、静と動の対照的なひな祭りとなった。 (理)