ほっかいどう未来輝く子育て大賞 管内初の受賞

2025-03-14 掲載

(訓子府町/社会)

訓子府の託児ボランティア「メロンキッズ」

 道が地域の子育て支援活動に取り組む個人や団体などを表彰する2024年度の「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」に、訓子府町内の有償託児ボランティアグループ「メロンキッズ」が選ばれた。オホーツク管内の団体が受賞するのは初めて。託児や町子育て支援センターの各種行事への積極的な協力などを通じ、地域の子育てを支える活動が評価された。10日には会長(42)ら3人が訓子府町役場を表敬訪問し、受賞を報告した。

個人・集団での託児や子育て支援センター行事に協力

副賞の絵本を前に笑顔を見せる3人 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
副賞の絵本を前に笑顔を見せる3人

 同賞は子育て支援のモデルとして団体、企業、個人を表彰する制度で2009年度から開始。今年度は11者から応募があり、4団体が選ばれた。

 メロンキッズはボランティア養成講座の受講生が集まり、2006年に発足。現在は20~70代の男女28人が所属している。設立時の会員に加え、子育てが落ち着いた保護者がメロンキッズの託児などに支えられた経験から新たに会員となるケースもあるという。

 年間延べ約200人におよぶ個人・集団での託児をはじめ、支援センターの夏まつりやお楽しみ会では趣向を凝らした出し物や調理の手伝いなど親子を楽しませる活動を行っている。託児以外の時にも親子とかかわる場面が増えており、子どもの成長をともに喜び、一緒に見守ってくれる存在となっている。

 役場には会長、副会長(50)、会計(43)が訪れ、伊田彰町長に喜びを報告した。会長は「受賞はメロンキッズを立ち上げた先輩方の功績のおかげ」と感謝した。また、日ごろの活動について、副会長は「センター行事を一緒に楽しむことができて楽しい」、会計は「地域の子ども達とかかわれる機会がもらえて、ありがたいです」と語った。会長は「託児は癒し」と笑顔を見せ「子育てが一段落した人達が協力しながら今後も活動が続いていけば」と話した。 (理)

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