町内の幼稚園や保育園、小中学校、高校、発達支援センター、子育て支援センター、美幌町教育委員会、美幌町保健福祉課などでつくる美幌町特別支援教育連携協議会が作成し、美幌町が発行する。
名称「ハグミン」は公募で決定。ハグには「抱きしめて包み込む、育む」、ミンは「美幌町民」の意味が込められている。
ファイルはA4判。かかりつけの医療機関、妊娠・出産のようす、子どもの発育に関する保護者の願い、乳幼児健診・相談の記録など必要や年代に応じて保護者、担任教諭ら担当者が記入するさまざまな様式のシートをファイルに収めて活用する。
発育や成長、必要なサポートなど網羅
プライバシーにも配慮
幼稚園・保育園から高校までは、それぞれ記録のシートと、教育支援計画のシートが用意され、目標やサポートの方向性、評価などを書き込めるようになっており、年代とともにシートが増えていく仕組みになっている。
シートに記入された情報の共有は、保護者の同意を得て行う。子どもの発育や成長に関する情報を一冊にまとめることで、進学や、通常学級と特別支援学級間の移動などで子どもを取り巻く環境が変わっても、引き継ぎをスムーズに行い、切れ目のないサポートの実現を図る。
初年度の25年度は全ての年代にファイルの作成を呼びかけ、2年目以降は乳幼児健診を中心に呼びかける。4カ月児健診が最初の機会になる。 (浩)