網走市の西コミセンを活動拠点とする市民グループは、同コミセンが学区内にある第二中学校の卒業生を対象にした「送る会」を開いた。西コミや学校と連携した初めての試みで、約30人の卒業生が参加した。
市民グループ「Oideyo Nishi Comisen」は、子どもの健全育成や異世代交流の促進などを目的に活動。西コミセンのイベント企画・運営も支援している。
西コミは8年前から、放課後見守り事業として地域の小中学生を対象に無料開放しており、毎日のように小中学生が訪れる。同グループは、〝西コミ常連者〟を含む「二中3年生の卒業を祝ってあげたい」と、イベントを企画した。
当日は二中吹奏楽部も駆けつけ、お祝いの演奏を披露。また、メンバー手作りのクレープやたい焼き、炒飯、焼きそばなどがビュッフェスタイルで無料提供された。市民有志による似顔絵コーナー、ビンゴ大会なども楽しんでもらった。
記念撮影ブースには、〝人間プリクラコーナー〟や大型鏡に描いたクレヨンアートが登場。卒業生たちは友人との楽しいひと時をスマホに記録していた。
同グループのメンバーは「西コミセンと二中、保護者の理解があってイベントを開催できた。地域の子どもの成長を見守るため、今後も活動していきたい」と話していた。 (大)