階段の昇り降りや長時間立っていることが難しいなど、外見からは分かりづらい障がいや病気のある人、妊娠中の人などが、動作が困難な際、周囲に〝助けてほしい〟と伝える「ヘルプマーク」「ヘルプカード」。みんなで助け合う社会の実現をめざし北見市は2017年度の導入以来、対象者の積極的な活用と周りの人の思慮深い理解を呼び掛けてきた。昨年度までに1100枚を超すヘルプマークを配布し、市民の間に少しずつ浸透してきている。そこで再度「このマークを身に着けている人はどんな人なのか」「見掛けたらどうすればよいのか」といったこの取り組みの狙いを共有することで「すべての人が心豊かに安心して暮らせる共生社会の実現」(北見市)に向けて理解を深めたいと思います。障がいの特性に応じた配慮のしかたを含め、市障がい福祉課に取り組みについて聞きました。Q&A方式第1弾【ヘルプマーク編】を連載します。 (寒)
ヘルプマークQ&A①
【ヘルプマーク編】
Q、ヘルプマークの目的は?
A、周囲の人に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなることを目的としています。支援を必要としていることを知らせることができ、周囲の方に支援や援助を促すことができます。目立つ赤い色のタグで、バッグなどに取り付け、裏面にシールを張り、必要な支援を書くことができます。北海道は2017年10月、北見市は同年11月に導入し、普及をすすめています。
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Q、どんな方が利用していますか?
A、対象となるのは、例えば、義足や人工関節を使用している人、身体障がいのある人、精神障がい、知的障がい、発達障がいなど内部障がいのある人や難病の人、妊娠初期の人、そのほか外見からは分からないが援助や配慮を必要とする人です。
ヘルプマークについての問い合わせは北見市障がい福祉課(0157-25-1136)または最寄りの市総合支所保健福祉課などへ。
